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2017年の映画視聴歴(各映画の名セリフ付き) [映画感想・実況]

 どうも皆様、毎度のお運びありがとうございます。

 さて、このブログを長年読んで頂いている奇特な方には毎年恒例・とは言えここ2年ほどはしていなかったですが、今年見た映画のリストです。

 映画館で見た映画はわずかなので、今年は分けて記さずに自宅で見た映画と混在にしました。

 また、個人の映画視聴歴などさして面白くもないだろから、わざわざ当ブログに足を運んでいただいた皆様に少しでも楽しんでもらおうと、今年はその映画の名セリフを併記しておきました。

 無論、映画館で見た作品は・メモをとるわけにもいかないので記していません。
 またこの試みは途中で思いついたので、今年序盤に見た作品にも名セリフは併記できていません。

 カギカッコでくくっているものが劇中のセリフ、平文がぼくの感想。
 では羅列。順不同。視聴順ですらない。



『マッドマックス 怒りのデス・ロード ブラック&クローム エディション』

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』

『ラ・ラ・ランド』





『ゴースト・イン・ザ・シェル』



『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』
 以下、直後のツイに書いた感想。
 こんなバカなことがあるのか…公開終了ギリギリで某アニメ映画見たんだが。この前の講演で富野も名前出していたらしい、デイドリームビリーバー。
 話は悪くなかった、後半で「そうだったのか」となる展開上のミスリードもあった、作画は勿論不満はない、CVも気にならない、最後は正直涙腺を少し刺激された。出だしを除けば、強い不満点はない。
 それなのに、
 見終わった後の感想としては、『うん、まあ面白かった…?』くらいでおさまってしまうとは。
 なんでこうなるんだ?
 少なくとも神山監督のこれまでの劇場作の中では、エデンよりも009よりも良かったと思うんだけれどな。
 まあぼくは実写・アニメに関わらず、作品の中心には美男美女がいてスクリーンを支えるべきだと思っているので、その点では不満あるけれども。アニメキャラにしては、と思わない?(笑)

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』

『吉田類の「今宵、ほろ酔い酒場で」』
 吉田さんの舞台あいさつを、小学生の娘と一緒に見た(娘本人の希望です)。
 映画本編に関しては「ファンなら」ということになるだろうが、子ども達の飲酒シーンを逃げずに描いたところは「酒呑み映画」としての矜持を感じた。
 アニメも逃げるのはええかげんにせいよ。

【市川崑が手掛けたアニメ・時代劇】
『弱虫珍選組』
『新説カチカチ山』
『娘道成寺』

【吹替で蘇る!チャップリン笑劇場】
(サイレントのチャップリン映画に、著名な声優さんが声をアテたスターチャンネルの企画)
『チャップリンの替玉』
『ヴェニスの子供自動車競走』
『チャップリンとパン屋』
『チャップリンの失恋』(やっと少しドラマ性が出てきた)
『チャップリンの女装』(こんなんで1930年代は上映禁止になるとはねえ…)
『チャップリンの役者』
『チャップリンの午前1時』
『チャップリンの寄席見物』
『チャップリンの舞台裏』
 ウィキによると、この映画は「ハリウッドで製作された映画の中で、はじめて同性愛が描かれた作品」らしいですね。まあホントは「男装している女性」なんだけれど。
 ちなみにその女性・当時のチャップリンの恋人だった女優の吹き替え、野沢雅子さんだった。
『チャップリンの霊泉』
『チャップリンの掃除番』
 最後の展開ちょっと驚いた。あの展開なくていいのに、チャップリン、リアリストなのかな。

【チャップリンのサイレント短編】
『泥棒を捕まえる人』(監督・主演は別)
『新米用務員』

『チャールズ・チャップリン -放浪紳士の誕生-』
 チャップリンが「放浪紳士」というキャラクターを生み出したまでのドキュメンタリー。フランス制作。

『シャーロック・ホームズの冒険』(ビリー・ワイルダー版)

『赤い河』(ハワード・ホークス監督)
 30年ぶりくらいの再見。

『たまこラブストーリー』
 カミさんに付き合ってもう1回見た。

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『ブラインドマン その調律は暗殺の調べ』

『豚と軍艦』(今村昌平)
「逃げろ。おまえらみんな逃げろ」

『名探偵登場』
 主演はピーター・フォーク。

『流星課長』(庵野の短編)

【東海テレビドキュメンタリー群】
『ヤクザと憲法』
『死刑弁護人』
『約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯』

『リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード』



『式日』(庵野の実写)
序盤はどうなることかと思ったけれど、ちゃんと面白かった。ぼくは子ども時分も現在も家庭に不満を持ったことがないのでアレだが、特定の人にはストレートに響くかもしれない。

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『恐怖のメロディ』



『御法度』(大島渚)
 小林信彦さんが邦画ベスト100に入れているので見た。かなり良かった。まずキャスティングが面白い。
「こいつら、デキたな。そういうものか」

『エクソシスト ディレクターズカット版』

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『傷物語 Ⅰ鉄血篇』
『傷物語 Ⅱ熱血篇』

【仁義なき戦いシリーズ】(1作目以外見直した。※初見もあった)
『仁義なき戦い 広島死闘篇』
「あれらはおめこの汁で飯食うとるんで。のう、おやじさん、テキヤじゃろうと博奕打ちじゃろうと、わしらうまいもん喰ってよ、マブい女(スケ)抱くために生まれてきとるんじゃないの」
『仁義なき戦い 代理戦争』
「わしらばかりが火の粉を浴びんでもいいじゃない。山守にも火傷させちゃれや、のう」
『仁義なき戦い 頂上作戦』
「(敵の山守と自分の刑罰を比較して)1年半と7年か…間尺に合わん仕事をしたのう」
『仁義なき戦い 完結篇』
「喧嘩はいつでもできますが、酒はめったに飲めん」

『映画立川談志 ディレクターズ・カット』
「学問? 貧乏人の暇潰しだ。努力は馬鹿に与えた夢。腹が立つってのは共同価値観の崩壊が腹が立つって言うんだよ。恨みはそれが残ったもの」(「やかん」より)

『グランド・ブダペスト・ホテル』
「(84歳の女性を相手にした、との会話に続けて)若い時はフィレ肉だが、年をとれば安い肉に変える。かまわんよ。安い肉も好きだ。“味わい深い”とも言うしな。」

『パプリカ』
「魂の肥満はダイエット要らず。進め超人どこまでも」



『ゼンタイ』
 全身タイツ愛好家の映画。舞台劇を見ているようだった。
「ちゃんと生きれている人っているんですかね」

『劇場版テレクラキャノンボール』
「食うか食わないかの人生なら、俺は食う人生を選ぶ」(注・ウンコを、です)



『千年女王』
「でも、どっちでもいいのかもしれない。だって、私…」
 この映画についてはブログに感想を書いた。
「最後のセリフにショックを受けた、ネタバレありの『千年女優』感想・レビュー。~『ひるね姫』を添えて~」

『アントマン』
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』
『ドクター・ストレンジ』

『SHAME』
「現在」だけを描いて、おそらく主人公と妹に重大なことがあった・肝心の過去や原因を全て観客に委ねているところに感心した。

『FAKE』

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『ゲームの規則』
「ハーレムだよ。イスラム教だけが男女間の問題に道筋を示した」

『猫の恩返し』
 ジブリだけれど今まで見てなかった。

『ポッピンQ』

『銀河鉄道の夜』
 猫のやつ。

『キートンのマイホーム』
 これは『文化生活一週間』の別名でも知られる作品。
『キートンの悪太郎』
 別名『強盗騒動』。

『Mr.Boo!ミスター・ブー』
「じゃん」



『モンティ・パイソン・アンド・ナウ』
 吹き替え版を見た。山田康雄さん、納谷悟郎さん、古川登志夫さん、そして広川太一郎さん。
「ちょんちょん」

『ゲームセンターCX THE MOVIE 1986 マイティボンジャック』
 もし「映画」に「一定の質」の意味が付加されているなら、これは映画ではないことになる。

劇場版『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』
「でも、ハッキリ言って悔しいな。晴香はハニーに選ばれたリーダーだもん。ハリウッドが決まって、皆に誉めてもらうより、美希的には、そっちの方が嬉しかったかな」

『男性の好きなスポーツ』
 監督ハワード・ホークス、音楽ヘンリー・マンシーニ、主演ロック・ハドソンなのに、DVD化されていないらしい。
 気楽に笑って見られた。
男「孔子いわく…『男の酒に口出しする女は殴られる』」
女「飲み過ぎた男はオリーブしか釣れない」

『月世界旅行』(着色版)

【岩井俊二監督作品】
『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』
「おい、蟻」
「取って」
「え?」
「取ってよ」
『undo』
「ちゃんと縛ってよ」
『PiCNiC』
「私があなたの罪を洗い流してあげる」

『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』(アニメ版)
 この映画については感想を書いた。
 アニメ『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』感想・レビュー~彼女の体から、蟻を取るか? トンボを取るか?(ネタバレあり)

『陸軍中野学校』
「私もスパイだった。私の心も死んだ」
『陸軍中野学校 竜三号指令』
「神よ与えよ万難我に」

『東京無国籍少女』(押井)
 これほどセリフが少なかった押井映画は初めてじゃない?

東京無国籍少女

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  • 発売日: 2016/01/26
  • メディア: Kindle版



『プーサン』(市川崑)

『マダムと女房』
 日本初のトーキー映画と言われる。小林信彦さんが邦画ベスト100に入れているので見た。

『太陽の王子 ホルスの大冒険』
 砂嵐のシーン、雨のシーン。ホントすごいわ。動くところは、見ているだけで楽しい。

『砂の器』



『ヴイナス戦記』
「ゲームライダーのヒロだあ!」


 自分の街に侵攻してきた戦車は気に食わないから襲撃する、でも自軍も嫌、軍隊嫌、かと言って確固たる「自分」もなさそう、それで最後に出たのが上記の感想。

『お早うデジタル修復版』(小津安二郎監督)
 3~4回目の視聴。
「でもそんなこと、案外余計なことじゃないんじゃないかな。それ言わなかったら世の中、味も素っ気も無くなっちゃうんじゃないですかね」(「そんなこと」とはおはようなどのあいさつや天気の話題のこと)

『妻は告白する』(増村保造監督)
 最後までミステリーとして見てしまった。見方間違えた。
「卑しくも人の妻である以上、どんなに苦しくても最後まで夫と一緒に頑張るのが人情であります。死なばもろとも、それが夫婦だと現に家内も申しました(傍聴席から笑い)」

『スペースアドベンチャーコブラ(劇場版)』
 出﨑監督なので見た。松崎さんなあ…(笑)

『櫻の園』(2008年版)



『トップをねらえ2! 劇場版』

『DENKI GROOVE THE MOVIE? -石野卓球とピエール瀧-』
 某漫画家さん、電気グルーヴって元からこういうバンドでも好きになったのに、いざ自分がブス扱いされると落ち込んで・ついでに友達は怒りだして。人間って面白いね。
「電気グルーヴこれから信条として、ブルーハーツに『人にやさしく』ってあるけれど俺たちのテーマはブスに厳しく」

『ゾンビ』
「救う価値のある者などいるのか? 生き残っているのはバカしかいない」

『ダンケルク』



『羊たちの沈黙』
 有名作なのに未見だった。
「違うね 極度の切望だ それが本質だ」

『麒麟の翼 劇場版・新参者』
「勇気を持て、真実から逃げるな。自分が正しいと信じたことをやれ」



『KUBO』


この映画については感想を書いた。
ぼくが、二本の弦の秘密を知ったタイミングが良くなかった

『茄子 スーツケースの渡り鳥』

『河内山宗俊』(山中貞雄監督)
「ここらがわしの潮時だ。人間、潮時に取り残されると、恥が多いというからな」



『SING/シング』
「恐怖に負けて夢を諦めるな」

『LIVE FOR TODAY-天龍源一郎-』
 クレジットの最後に出てきた「楽ちゃん」って圓楽師匠だよね。
「俺とテリーとスタンで組もうぜ」
「ドリーの方が適任だ」

『ヒッチコック/トリュフォー』
「ヴェラ・マイルズをヒロインに予定していたのにーー妊娠して大きな腹が目立って出られなくなった。大事な役だったのにあのバカ女が!」
「ヒッチコックは単なるサスペンスの巨匠ではない。キャメラで書く作家(オートゥール)であり芸術家なのだ」

定本 映画術 ヒッチコック・トリュフォー

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  • 作者: フランソワ トリュフォー
  • 出版社/メーカー: 晶文社
  • 発売日: 1990/12/01
  • メディア: 単行本



『十二人の怒れる男』
「可能性はある」



『オリエント急行殺人事件』
 現在上映中の方です。この映画については感想を書きました。恥ずかしながらブログ書いた後に、乗客数の意味に今更気づいた。
 映画『オリエント急行殺人事件』感想・レビュー(ネタバレなし)

『フェリーニのアマルコルド』
 「アマルコルド」の意味は、フェリーニの生まれ故郷の方言で「私は覚えている」。
 笑えるシーンも多く、また故郷への愛を感じる映画だった。しかし『フェリーニのローマ』もそうだが、人物がエネルギッシュだなあ。
「父は100人の子を養えるが、子は100人いても頼りにならん」


 さて、以上です。短編抜かして80本か…

 今年のブログ記事更新も以上です。

 昨年は病気で死にかけ、今年は仕事減って、いいことがない…

 まあ来年もフラフラ生きるか…皆様は良い年になりますよう。それではまた来年。


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映画『オリエント急行殺人事件』感想・レビュー(ネタバレなし) [映画感想・実況]

犯人が有名な原作の映像化


 先日、ぼくのTLでは創作物に対するネタバレの肯定・否定についてちょっと盛り上がっていました。

 その中では、ネタバレ肯定の人でも、注意深い方なら「ミステリーは別にして」と添えている場合が多かったかと記憶しています。

 ミステリーの醍醐味の1つは、犯人当てですからね。

 しかし現在公開されている『オリエント急行殺人事件』は、まあ犯人に関してはネタバレの状態で勝負している作品なわけです。

 勿論、犯人を知らないでご覧になった方もいるでしょう。

 しかし劇場に足を運んだ方の何割かは、例え原作を読んでいなくても、シドニー・ルメット版の映画を見ていなくても、

 例えば『アクロイド殺し』や『まだらの紐』や『Yの悲劇』と同じように、あるいは「犯人はヤス」と同じように、犯人は知っていると思うんですよね。

アクロイド殺し (クリスティー文庫)

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  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2003/11/30
  • メディア: Kindle版



Yの悲劇 (角川文庫 ク 19-2)

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  • 作者: エラリー・クイーン
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2010/09/25
  • メディア: 文庫



 それでも見たいと思うのは、どのように映像化したのだろう、原作や過去の映画とどう差異があるのだろう・それを期待して、そしてこの映画ならではの良さを求めて見るのだと思います。


とても満足できる映画だった

 
 で、本日見たのですが、個人的には満足でした。

 キャッチコピーは「この列車には、名優たちが必要だった」でしたが、ぼくは中でも久しぶりに見たミシェル・ファイファーに惹かれました。



 『最後の晩餐』を彷彿とさせるシーンも寓話的で良かったし。

 江戸川乱歩の『探偵小説の「謎」』に倣えば、『オリエント急行殺人事件』は(列車自体が)密室+意外な犯人、ということになるのでしょう。

 しかし救助の人達が近くに来ている、さらには橋の上で列車が止まったことで「雪上の足跡」の問題がなくなり、密室の要素が揺らぐことも結論にはプラスになると思いました。
 途中であった逃走劇は、「密室」であることの否定として加えられたシーンだと解釈しました。

 さてしかし、ぼくがこの映画で一番満足したのは、

 序盤でポアロが
 「この世は善と悪しかない」「私は殺人を許さない」とフリを効かせていたところです。


世界を善と悪に分け、自分を善の側に置くポアロ


 無論この「この世は善と悪しかない」「私は殺人を許さない」というセリフは結末に繋がっていくわけですが、私にはスタッフがこの事件だけではなく、ポアロ最後の事件になる『カーテン』まで視界に入れた上でのセリフではないか、と思えるのです。


カーテン (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

カーテン (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 作者: アガサ・クリスティー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2004/11/18
  • メディア: 文庫



 それこそネタバレなので書きませんが、善悪で世界を分け・殺人を否定していたポアロの価値観が、この映画『オリエント急行殺人事件』で揺らぐのです。

 そして揺らぎが結局、『カーテン』へまで繋がります。

 この映画の最後は、ポアロに新しい事件が舞い込んで終ります(これはネタバレと怒る方はいないでしょう)。

 この舞い込む新たな事件は、セリフからしておそらく『ナイルに死す』です。

 スタッフはこの映画をシリーズ化して、最後の『カーテン』まで繋げようとしているのではないでしょうか。

 と思って調べてみたら、続編制作のニュースあった…

 今回、非常に満足したので、ぜひ『カーテン』まで映画化してほしいな、と願っています。

 全部見ているわけではありませんが、クリスティ原作の映画としては、
 『情婦』
 『ゼロ時間の謎』

 に続いて良かったです。
 

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『逆襲のシャア』主題歌『Beyond The Time』の歌詞には(やはり)富野監督の修正などはなかった [富野関係]

 えー、どうも。
 今回もお付き合いのほどを。

 今日、作詞家で著作家でシンガーソングライターで…多数の肩書を持つ小室みつ子さんが、下のツイートをなさっていました。




 あー。こんな話、あったような無かったような?

 でも小室さんご本人が明言したことで、事実無根の噂だったと証明されたわけですね。

 偶然のタイミングなのか、この話・実は、最近富野監督も言及していました。


もう一方の当事者である富野監督も否定


 富野監督は今年10月、イベントで上海に行っています。
 その時のファンとの交流・質疑応答で、『Beyond The Time』に関する質問が出ていました。

 サイト「TOMINOSUKI / 富野愛好病」さんが、その時の質疑応答の内容を書いてくれています。

 その中で、ずばり『Beyond The Time』の歌詞内容は富野監督が決めたものなのか? と質問がありました。詳しくはリンク先を見てもらうとして、富野監督は「違う違う」と否定しています。

 当事者の両方とも否定しているので、『Beyond The Time』の歌詞に富野監督の意向は関与していない、で決着でしょう。

 ちなみに小室みつ子さんの公式サイトには、『Beyond The Time』を作詞した時はガンダムを知らなくてビデオを見たこと、そこから普遍的なテーマを見つけて詞にしたことなどが書かれています。
 昔のツイートには「一気見した」とも書かれていました。

 そもそも小室みつ子さんは5年以上も前から、『Beyond The Time』を作詞する上で富野監督と会ったことはないとツイートしているのですが、どこからこんな噂が出てきたんでしょうね?








富野監督は小室哲哉さんとは会って、かなり曲と作品イメージのすり合わせをしている


 上記の上海におけるファンとの質疑応答では、小室哲哉さんは売れっ子だから自分の意見なんて聞くわけない、と答えている富野監督ですが、しかしT・Kのインタビューを読むと、この発言を素直に受け取るのは一考した方がよさそうです。

 雑誌「GB ギターブック」1988年のインタビューで、T・K(小室みつ子さんと混同しないようにT・K表記にします)は絵コンテを見て、富野監督にも会い、曲ができるまでの各段階でチェックがあったことを語っています。
 それまでも映像作品に曲を提供していたT・Kですが(『D』!)、『逆襲のシャア』では初めて「映像に歩みよった」そうです。

 ちなみにT・Kは『逆襲のシャア』のサントラも担当したかったとか。

 その方が統一性出るだろうしね。

 ただ富野作品の1ファンとしては、『逆襲のシャア』って『Z』『ZZ』からの流れがあるので、同じ三枝さんで良かったかな。
 音楽からも作品の「地続き」感を得られるので。


 『Beyond The Time』の歌詞に富野監督の意向・意見・修正などがあった、って噂は、ここら辺のT・Kとのやり取りと、あと菅野よう子さんとの「遺伝子が暗躍する感じ」云々、そこら辺が合わさって流布し始めたのかなと個人的には思います(ここら辺・そこら辺と指示語うるせーな、我ながら)。

 いかにもありそうだし、よく出来た噂ですよね。
 実際、例えば『Gレコ』後期OPの『ふたりのまほう』では「富野さんからは何回も何回も歌詞の書き直しがあったらし」いしね。


 しかし実際のところ、「Beyond The Time 歌詞 富野」でググっても、この噂を肯定している記事は出てこないんだが(楽曲に対しての富野の要望を書いている記事はいくつかヒットする)、どこから発生した噂なんだ?


富野監督は『Gレコ』当時ではなく、『Beyond The Time』の頃からクラシックに関心があったのでは


 さてオマケ。

 GARNiDELiAさんが『Gレコ』の主題歌を担当することになった時。
 インタビューでGARNiDELiAのお2人は富野監督から主題歌担当に指名された理由について「最近監督ご自身がクラシックにハマっていた」「クラシックの素養がある人間が書いたメロディラインだから」と答えています。

 上にあるGBのインタビューでは、T・Kも「(富野監督は)生の弦の音とかにすごいインパクトを感じる人」「(T・Kが)クラシックが好きだっていうことでなんとかなった」と答えています。

 おそらくこの当時から、富野監督はクラシック音楽が好きだったんじゃないのかな。
 F91の『GUNDAM FESTIVAL LIVE』で指揮棒振っている姿を見るに、当時からクラシック音楽に親しんでいた気がして仕方ないんだが。



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ぼくが、二本の弦の秘密を知ったタイミングが良くなかった [映画感想・実況]

 えー、どうも。

 今回の記事は関係なさそうなマクラから、映画『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』の感想に至る流れとなる予定なので、ひと時お付き合いのほどを。

 最近ぼくは、HULUで配信が始まった『落語とは、俺である。-立川談志・唯一無二の講義録-』を少しずつ見ています。
 以降、敬称略でいきますね。

 談志と言えば以前、爆笑問題太田が「談志さんとたけしさんに奢った」と自慢している宴席で、たけしと2人で当時人気が出ていたねづっちの…厳密に言えばねづっちの「謎かけ」について延々と文句を言っていたそうです。
 ネット記事にもなりましたが。


爆笑問題・太田光 ビートたけしと立川談志さんが酷評していた芸人を暴露


 ぼくはこの話をラジオ番組「爆笑問題カーボーイ」で聞いた時に、「談志やたけしが思う『謎かけ』はどんなものなのだろう」と興味を持っていました。

 『落語とは、俺である。』の2講目に少し謎かけの話が出てきて、その中で談志は模範例の1つとして


ウグイスとかけて お弔いととく その心は なきなきうめにいく


 と話していました。

 すごい。2つにかかっている。
 
 この答え、ちょっとネットで調べてみると小三治師が感心していたとかいないとか…

 で、ねづっちの「上手いこと」との違いはなんだろう…まさか「2つかかっていないとダメ」ってことでもないだろう。
 おそらくは、「共通点を上げるだけではダメなんだ」ってことでしょうが。

 
 で、えー……

 『落語とは、俺である。』の1講目「落語とは」には(全部で8講ある)、落語の定義みたいなものが騙られています。

 談志いわく例えば「夫婦仲良く」とか「親には孝行する」とか、そういう一般的な道徳というか規範のようなものがあるのは、逆に言うとそういう縛りがないと・人間はそんなものを守りはしないからだ、と。

 数日前に呟いたコレ。




 実は談志がこの番組の中で出した小咄を、ちょっとガンプラに変えただけなんだよね。このツイート。パクリ。

 つまり夫婦愛の本当なんて、こんなもんじゃないのかい、と。
 
 そして談志は落語を「常識でない非常識の部分を肯定してやる」と定義していたわけです。談志が語る落語の代名詞にもなっている「落語は人間の業の肯定である」とほぼほぼ似ていますね。

 もっとも、とは言っても、落語に明るくないぼくにしてみれば。
 そんなことを言っているが、「談志」と聞いてぼくが連想する噺といえば人情噺の代表作の1つで・夫婦愛を描いた「芝浜」だし…などと考えていたわけです。

 「正しくあるべき形」「社会的な規範」などを提示してくる作品と、そこからはみ出たものを描いていく作品。
 勿論、両方あって良いのですが。

 自分はどちらが好きなんだろう、と。

 Gレコって、こんなところから逸脱していた作品だよな、とか。
 Gレコが「理解しづらい」って言われるの、設定とかもあるだろうけれども、ここら辺にも理由あるのかな…

 ともかくそんなことを考えた翌日に、映画館へ行って・ツイッターのTL上で評判の良かった『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』を見てきたわけですよ。


 ねえ。

 ちょっとモヤモヤする感じ分かっていただけます?

 ああも親子愛や夫婦愛をストレートに出されてきて、真正面に受けられます? と。

 見終わった直後は




 とツイートしました。
 ぼくだって嫌われたくない…

 いや実際に、子持ちのおっさんとしては感動もしたよ。したけれど前日に『落語とは、俺である。』を見てたから…
 見てなかったら、もっと素直に感動できたと思うんだよな。

 勿論素晴らしいところはたくさんある。

 観客がこういう映画を褒める時、「クボの人形の数は30体、表情は4800万通りある」とか「振付師を採用して人形のリアルさを追求した」とかっていうのは、悪手…とは言わないまでも、ぼくの心には響かないんですよね。

 ただ見ている分にはそんなこと知ったこっちゃないし、事前情報無しで見に行くタイプだからね。

 ぼくは美的感覚がないので、正直「ストップモーションアニメで描く意味とは…」とすら思ったけれど、それはさすがにぼくの間違いだった。

 あの画像だからこそ、折り紙のハンゾウのキャラクターも一層際立ったし、灯篭流しの幻想的な趣が実写や通常のアニメよりも増したと思うし。
 
 日本文化の描き方は。
 「『ティファニーで朝食を』から50年以上、ついに精神性まで描いてくれるようになったか!」と感動に似た気持ちを覚えた一方、
 「いっそう日本について全く知らなければ、もっと異世界を感じられたのに」とも思いました。

 日本人で嬉しかったような、全く知識が無い状態で見たいとも思うような。

 まあこの作品を見るにあたって、日本人の特権があると思おう。


 だから問題は、テーマだけなんですよ。

 理想的な父親・母親を出して、その意思を受け継ぐ子どもなんて「作品として無邪気すぎないか」と思う一方、
 「いや単純故に骨太だからこそ多くの人が好意的に受け止めたのだ、力強いメッセージとして届いたのだ」とも自分の中で反論できるんですよね。

 矛盾に思われるかもしれないけれど、実はストーリーにも不満はない。
 あのテーマを描いているストーリーとしては、素晴らしいと思うから。

 実際のところ、ぼくは別に親になんの不満もないし、自分が親になった現在も家庭に不満はないし、だからもっとこの映画に感動して良かったはずなんだよな。

 それを前日に。談志が非常識がどうこう言っているの聞いたから…

 スクリーンでエンドロール見ながら、「これ、親を憎く思っている人や家族に不満がある人は、どう消化するんだろう。それでもやっぱり感動するんだろうか。ケッと思うんだろうか」とか、ついつい考えちゃったんだよね。


 映画の鑑賞は個人的体験に拠る、とはやはり真実だなあ。
 
 


 最後に。映画に関係ないことを1つ。
 コレ、嬉しいね。楽しみだね。 

http://www.yatate.net/kiji-kikaku/atom/atom001.html

KUBOのスタッフが参考にした版画作家。

斎藤清版画作品集

斎藤清版画作品集

  • 作者: 斎藤 清
  • 出版社/メーカー: 阿部出版
  • 発売日: 2015/04
  • メディア: 大型本



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MOZU 超絶精密ジオラマワーク

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  • 作者: MOZU
  • 出版社/メーカー: 玄光社
  • 発売日: 2017/10/30
  • メディア: 単行本
ぼくの名前はズッキーニ

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  • 作者: ジル・パリス
  • 出版社/メーカー: DU BOOKS
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イジー・トルンカの世界 DVD-BOX

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家族という病 (幻冬舎新書)

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この世からきれいに消えたい。―美しき少年の理由なき自殺 (朝日文庫)

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  • 作者: 藤井 誠二
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
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制服少女たちの選択―After 10 Years (朝日文庫)

制服少女たちの選択―After 10 Years (朝日文庫)

  • 作者: 宮台 真司
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 2006/12
  • メディア: 文庫

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