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伊集院さんによる大谷翔平選手インタビュー概要 中編 [ラジオの話]

 TBSラジオ『伊集院光とらじおと』の2月21日放送では、ゲストが北海道日本ハムファイターズの大谷翔平選手でした。
 放送内容の概要中編です。
 ※前編はこちら


リスナー「84歳の野球少年」さんからのメール


 最悪の経験もやがては糧になる、と考える「84歳の野球少年」さんからの質問。
「これまでに最悪だと思ったことはなんですか」。

 大谷選手「最悪ですか…今回(のWBC辞退)、ぼくの中では最悪だったんですけど…。アメリカでのキャンプが終わって沖縄に来た時に、小久保監督もそうですし権藤ピッチングコーチとも話して、権藤さんから『人間万事塞翁が馬だ』って言われて」


 「人間万事塞翁が馬」は、「人生における幸不幸は予測しがたい」という意味です
 「権藤、権藤、雨、権藤」で有名なほど、登板過多でピッチャーとしての活躍期間は短かった権藤さんが言うと重みがありますね…


 大谷選手「相当ぼくは期待してもらっていたと思いますし、権藤さんからしたら、ぼくも出たかったですけど色々計算をする中で入っていたと思うので…『本戦は頼むぞ』ということはずっと言われていたので。こういうタイミングで出られなくなったというのは本当に申し訳ないですし、何言われてもぼくは何も言えない立場なんですけど、今後の野球人生の中でこれが良い方向に転がることもあるかもしれないし、良いと思っていることが悪くなることもあるかもしれないと話してもらって、すごく楽になりましたね」


 本当に「人間万事塞翁が馬」の意味ですね。

 ここで昔話が挟まれます。「最悪の体験」は(そして最高の体験も)どんどん更新される、という話題に。
 伊集院さんは大谷選手の高校生最後の大会で試合が雨天順延になったのを、まさにその球場に向かう新幹線の中で知ったそうです。

 伊集院さん「甲子園に出れなかったり、敗北するのは悔しかったでしょう?」
 
 大谷選手「高校時代はあたかも甲子園が全てかのような気持ちでやっていますし、3年間が無駄になっているんじゃないかくらい。その時は悔しかったけれど、今思うと、プロになっていて甲子園に出ていない選手とか全然名門校でない選手、全然無名だった選手もたくさんいますし、そこは大した問題でなかったのと、今では(甲子園に)出る・出ない、活躍した・しないが今の感じに繋がるわけでもないので、権藤さんに言われた時は本当に申し訳なかったですし、逆に力になりたかったなと思ったんですけど、プラスになるよう練習したいなという気持ちにはなれたのですごく温かい言葉をかけてもらったなと思います」


リスナー28歳女性「メロンキャンディ」さんからのメール


 「メロンキャンディ」さんからの質問。「高校時代にたてた具体的な目標を、今書き直すとしたら?」

 この目標って、有名なこれですね。81分割にされている。

 大谷選手「今ですか? たいして変わらないところもあると思いますけど…でもぼくは元々メジャーリーグに行きたくて、メジャーに行くという仮定で書いていたので、そもそもが違ってくるというのは(ある)」

 メジャーのことばかり話すと、日ハムファンの心情を考える・気を遣う大谷選手に、伊集院さんが助け舟。「今年の目標は?」

 大谷選手「連覇しかないですね。個人的にはWBCで優勝したいがあったんですけど、もうそれは出来なくなってしまったので。もう1回日本一になりたい」

 伊集院さん「数字は」

 大谷選手「数字は具体的に掲げない。(去年、ピッチャーで20勝の目標を掲げると、残り試合など達成のための計算をするようになった)いらない計算をしだして、どうモチベーションを保つのか難しくなる。根本的にこの試合に勝つとか、この打者をおさえるとかそういうのが霞んでしまったら、元も子もないので。それは去年感じましたね。どうしても勝ち星は自分の要素だけではないので」
 「単純にできることを増やしたい。投げることも打つことも課題があって、できることを増やしていきたい。現役中に全ての技術を獲得できるかと言ったら、絶対ないと思うので。その中で1日1日積み重ねて、その要素を1つでも多くしたい」

 また大谷選手はサッカーの三浦選手・キングカズとの対談で感じたことも話します。
 この対談は、昨年末に放送された「あなたの夢、何ですか?」ですね。

 「(カズさんは)本当に毎日楽しくて仕方がないと。現役をやめる要素がない。フィジカルを含めて元気だし、サッカーがうまくなる要素がたくさんあると話していたんで、ここまでいってもそういうものなのかなと感じましたね」


 続いての質問は、今まで会った中で印象に残っているアスリートや芸能人。

 答えは長嶋さんでした。

 大谷選手「ぼくは監督としての長嶋さんしか知らないんですけど、それでもすごかった」

 伊集院さん「何て話しかけてきたの? 『ビッグ谷さん』?」

 大谷選手「いやいや(笑)。後ろから光が差しているんじゃないかなと。すごく突き刺さる言葉とか言われたわけではないが、立っているだけでそういう雰囲気が出ていました」

※後編はこちら

 

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伊集院さんによる大谷翔平選手インタビュー概要 前編 [ラジオの話]

 TBSラジオ『伊集院光とらじおと』の2月21日放送では、ゲストが北海道日本ハムファイターズの大谷翔平選手でした。

 ぼくはオーデカ時代からの伊集院さんリスナー、そして日ハムファン。
 これは記録のために、文字起こししておこうと思いました。

 番組を聞くだけでできるお仕事、ってやつですね。誰にも頼まれてないけれど。もちろん仕事できたら受ける。マネーによるがねイヒヒヒヒ。


 インタビュー場所は日ハムキャンプ地の国頭村。野球施設の外の「野っ原みたいなところ」(By伊集院さん)だったそうです。


初の屋外バッティング練習


 まずは名護球場で見たバッティングについて聞く伊集院さん。伊集院さんはこの時のバッティングを、番組の冒頭で「40年間野球を見てきた中で、今まで見たこともないようなホームランを連発していた」と感心していました。

 大谷選手「初めての外だったので、どんな感じかなと思いました。まずまずだったかなと思います」

 伊集院さんが思わず笑いながら「あれでまずまずなんですか?」と聞くのも当然で、大谷選手はこの日41スイングして13本柵越え、しかもその内7本は場外弾です。

 「良いところもあったが、初めての屋外で感覚が違うところもたくさんあった、初めてにしては良かったです」と答える大谷選手。

 「大谷翔平がパーフェクトだと思ったら何Mとぶのか?」と伊集院さん。

 大谷選手「レフト方向に思い描いているように打てている時は、飛距離じゃなくて良い率が残るし、しっかりホームランも打てるんじゃないかなと思うので、今日だとちょっと強引さが勝っているのかなと思います」


そして話題はWBC辞退の理由となった怪我について…


 伊集院さん「今の調子はどうなんですか?」

 大谷選手「徐々にやってきて、本来ならもっと実践に入ってという感じだと思うんですけど、初めて外で打ったりとか遅れている部分はかなりあるので。足首の状態だけでいうならかなり良くなってきていると思いますし、やれる部分は増えてきているんじゃないかと思っています」

 伊集院さんはここで、日ハムファンとして、プロ野球ファンとして大谷選手に会ったら伝えようと思っていた言葉を言います。 
 「WBCを休んでくれて、ちょっとありがとう、と思っているんです。勇気いるじゃないですか。不完全でも、出ちゃえば皆納得するかもしれないなって中で、勇気出して、ここは止まって頂いてぼくは感謝しているんですね。やっぱり勇気いりましたか」

 大谷選手は次のように答えます。
 「やっぱり出たいという気持ちの方が強かったですし、多少痛くてもやれることはやれるので、出たいなという気持ちはあったんですけど」
 「球団もそうですし、トレーナーもそうですし、やっぱり止めてくれる方達が周りにいたので。1人だけの判断なら出ていましたけど、そういう色んな人がいて、色んな意見を聞いて。止めてくれる人達がいたので、そこは感謝してますし。勿論WBCに出られないのは申し訳ないんですけど、そういう人達がいたのは有り難いと思いました」


栗山監督の反応は


 大谷選手「やっぱり出たいだろうって。ぼくは出たいですって話をずっとしてたので。それでもやっぱり状態があがってこなくて、シーズンで思ったようにできないんだったら、ここは出るところじゃないんじゃないかと」
 「去年の段階から、良くなるか良くならないか分からなかったですし、良くなるような方向性を見つけ出して、やっていこうという話はしていたので。
 ただ可能性が残っている限り、去年の段階で『出ません』ということはぼくの中ではしたくないというかできなかったので、何とかできるような可能性を探しながらきたんですけど。そろそろ決めないといけないなということで」

 結果として、球団や監督と相談して辞退を決めたそうです。

 「監督という存在を越えながら、『栗山さん』個人としての考え方ももらえるので、そこも感謝しています」

※中編はこちら
※後編はこちら

 

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