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安田 朗 ガンダムデザインワークス

『伊集院光とらじおと』の安彦さんインタビューがとても面白かった。安彦さん「ファーストガンダムをリメイクをする権利があるのは富野由悠季だけ」 [富野関係]

 前回の記事で紹介した、『伊集院光とらじおと』への安彦さん出演。 

 その放送が今日でしたが、ものすごく面白い内容でした。伊集院さんと安彦さんの相性も良かったようで。
 伊集院さん、突っ込むべきところは突っ込んでいた。

 そして『伊集院光とらじおと』ファン兼ガンダムファン(あるいはぼくのような富野ファン)には、途中で大サプライズもありました。
 本当にビックリした。

 以下、放送の概要です。当然、一字一句正確なんてことはありません。
 当ブログの性質上、富野監督に関わる発言は出来るだけ正確にしました。まーそれでも細かくは略したりしているけれど。

 なおこの放送は今日から1週間、TBSラジオを聞ける地域に住んでいる方ならradikoのフリータイムで聴取可能です。

 では、どうぞ。


「今日は早起きしてきました。伊集院さんとガンダムの話とか色々したいと思います」

伊集院さんの事前説明は以下のような内容。
安彦さんはガンダムの生みの親の一人。「だからそのー、富野由悠季さんっていう人がクレジットでは原案となっていて、キャラクターデザインが安彦さんになっていて、メカデザインが大河原さんになっていて」
矢立肇の説明もする。安彦さんはキャラデザをするだけじゃないと思うんだよね、と。
伊集院さんの言葉の端々に、ガンダムファンへの気遣いもうかがえる。

「伊集院光とらじおと安彦良和とガンダムと」

アシスタントの吉井歌奈子さんも、安彦さんを「ガンダムの生みの親の一人」と紹介。

その吉井さん、なんと小学生の頃安彦さんの自宅を訪問したことがある(その理由、ここでは話されなかった)。※追記・コーナー始まる前に、紹介あったようです。聞き逃していた…

伊集院さん「ガンダム見ているのはクラスで2人しかいなかった」
安彦さん「5時半からだからね。まだ明るいから」

ガンダム誕生のきっかけ。
ひょっとしたら当たるかもしれないと思っていた。
小学生より上を狙う(高校生くらい)意識はあった。
ヤマトはゴールデン(タイム)だけれど、ガンダムは5時半だからそこらへんはどうかなと思った。

伊集院さん、これまでのロボットものと違う「量産型」などに反対はなかったか?

「それはぼくも、先程出てきた富野由悠季もへそ曲がりでしたからね。反対があっても適当にこう言葉は悪いけれどだまくらかしてやってしまえと。割と確信犯でしたね」

設定が説明なしに・当たり前のようにセリフに出てくることについて。
「こんな話、子どもには分かんねえよなっていうことを承知で。ただ富野由悠季はへそ曲がりだけれど義理堅いんですよ。約束ごとがあってね。中CMがあって、前と後で必ず戦闘シーンを入れなきゃいけないっていう暗黙の約束があって、それは守るんですよ。(略)その代わり話は分からない(笑)」

今の常識ではその約束事はいらない。

安彦さんいわく、ORIGINを描くハメになったのがこの前にいる(アシの)吉井さんのお父さんなんですよ。

(聞いていたぼく、ここで驚く。まさか吉井歌奈子さんって、サンライズ元社長の吉井孝幸さんの…?)



安彦さん「今日久しぶりに歌奈子さんとお会いして、歌奈子さんが俺を引きずり出したのかなって一瞬思ったんですよね」

でも偶然。吉井社長にくどかれてORIGIN描いた。

ガンダムの前史を書き加えたのはぼく。

「30年弱前に作ったものが営業に持って歩けないという。彼(吉井社長)の言葉をほぼそのまま言うと。作りがお粗末ですから。彼は海外に売りたかったんですね。海外に持っていく場合にこれでは辛いというわけです。ぼくはそんなの知ったことかと何度も断った。海外で売れようがなんだろうがぼくにお金入りませんから(笑)」

この次の会話で、安彦さんはおそらく「矢立」と「井荻麟」を間違える。でも伊集院さんは訂正せずに進む。井荻の正体が山浦さんになったぞ(笑)

矢立の正体はあえて言うと山浦さん。

ORIGIN漫画は3年かかると言ったのが10年になった。

ファンのガンダムパロディを含めて、新しい文化が始まった。

「基本的にぼくはパロディ面白いと思いますね。(中略)富野氏も基本的にそれに乗っかった、みんなが担ぐなら神輿に乗ろうっていうタイプですね」

最初のシリーズから後は嫌な予感がしたから降りた。変な方向に行くのではと、ヤマトを見て。

その後は見ていない。でも情報を聞くと「違うんじゃないか」という方向が聞こえてくる。

吉井社長に連載始める時「俺は変えるよ」と条件を出した。
自分は変える権利がある。富野・安彦・大河原はある意味3本柱。
「勿論富野由悠季の創作物であるんですけど、その内情をぼくは富野の横で見て全部知っている。だからさっきの戦闘シーンもそうですけど、こんなに戦闘しなくていいんだ、ということは知っているわけですよ。それをどんどんやっているから本編の説明がおろそかになったりするわけです。そういうミステイクの部分も知っている訳です」

「富野由悠季ってのはどんどん前に進んでいく男ですから。その後続編も何本も作っている。新しいこころみも随分やっている。あまり後ろ振り返るタイプじゃないんですね。だけどぼくは当時の富野知っていますから、最初のシリーズからかなり鮮明に覚えている。だから差し出がましいことを言ったのは、ぼくは富野由悠季自身よりもあの時の富野のことを覚えていると言ったんです」
伊集院さん「それは富野さんにも言った?」
「富野由悠季本人に言うと喧嘩になるから言いません」

富野とは酒を飲みながら一回話した。漫画化は富野がOK出すことが、安彦さんの条件でもあった。
吉井さん・山浦さんと4人で飲んで、OK貰った。

インタビュー後半はアニメORIGIN「ルウム会戦」の告知。

CG・手描きのこだわりはない。

手描きで苦労しているので、CGありがたい。

人物の描き方にはこだわりあって自信ある。

人が(モビル)スーツを着ている。それまでのロボットアニメと違う。人のドラマなので、人が描けていないとガンダムはダメ。

「『人』をよくとらえているんですよ。ファーストガンダムってのは。それは富野由悠季って男が人間の良く分かる男で、苦労人でね。だからそこのところ、30年前は分からなかったなってところに随分気付いた部分もありましたね」

伊集院さん「富野さんに対してアイツやっぱすごいんだ、もあるんですか」

「随分再発見しました。ぼくはピースがはまっていくという言い方をするんですが、このピースはここにはめるためにあったのか、いやーうまくできているなっていうところが沢山あるのね。全部腑に落ちてくる」

作家が最高のコンディションの時にはひらめきがくる。

最後に先ごろネットで話題になった、「ファーストリメイク」について聞く伊集院さん。

「非常に微妙な問題があって、リメイクってのはぼくは禁句にしているんです。リメイクをする権利があるのは富野由悠季だけだと。ぼくは漫画で描いたんだと。それは吉井社長の依頼を受けて、開き直って描いた。だからぼくがリメイクする権利はないんだけれども、ぼくが描いた漫画版を映像化するのは放っておけない。そういう…微妙ですね(笑)」

ORIGINをアニメ化するのは俺しかいない。

キャラクターはみんな愛している。ランバ・ラルなんてお好きじゃないですか? ハモンなんてカミさんじゃないですよね。

こんなに大人の話だったかと思う、描いてみて。



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