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ロボットアニメの第1話を分単位で分析する 2 [アニメ周辺・時事]

 花占い。好き、嫌い、死ぬ、好き、嫌い、死ぬ。好き、嫌い、、、ぎゃああああ。

 今日(正確に書くと昨夜)の百年インタビューの立川談志は、ちょっと異様な感じでしたな。

 さて前回、アニメの第1話の重要性について書いたが、対象をロボットアニメに絞ろう。

 ロボットアニメの第1話には、お約束が幾つもある。
 極めてベタに書くと、まず主人公と仲間・敵の紹介があり、味方あるいは本人に危機が迫る。そこで主人公がロボットに出会い、それに乗る動機付けが与えられ、搭乗し、戦闘が始まる。危険にさらされつつも、なんとか勝利する。

 これだけの内容を正味22~3分に盛り込まないといけないのだから、実はそこに「オリジナリティ」を入れる隙など、ほとんどないことが分かるだろう。
 それでも作り手達はその作品独自の色を出そうと苦心するのだ。

 考えすぎて『Vガンダム』のように本来第4話だった回を1回目に持ってきたり、今川版マジンガーのように初回を最終回の内容にしてみたりと、ひねり過ぎる場合もある。

 だが、やはり成功とはいいがたく、オーソドックスな作りにした方が良いようだ。

 ちなみにこれは富野ブログなので『Vガンダム』がなぜ本来の構成から話数の順番を変えたのか、富野の言葉をひいておこう。


(前略)ガンダムというモビルスーツの全身の姿が画面にあらわれるのは、第四話であった。
しかし、オンエアの時間が決まった時点で、我々は、この構成を再考することにした。
メイン・キャラクターが、三話分も登場しないのは、五時にオンエアされる作品としてはまずいのではないか、という考えがあったからだ。
(LD版『Vガンダム』2巻ライナーノートより)


 もちろんぼくが上記した流れは、あくまで基本的なものであって、これに全てが当てはまるなどとは言わない。

 だが一つだけ言えることは、20数分という短い時間の中に多くの必要要素を入れつつ、かつ作品の個性を出さなければいけない第1話で、直近の伏線にもならないシーンがあるようなアニメは、その後の展開も期待できないということだ。

 具体的に作品名をあげちゃうと、TV版『スーパーロボット大戦OG』である。
 最初にイングラムとクォヴレーの戦闘シーンがあるが、あれは数話後の伏線になっている訳でもない、完全なゲームファン向けのサービスである。
 逆に言うとゲームをやっていない人には何のことやら分からないシーンだ。

 もしスタッフが、ゲームファン以外もこのアニメで取り込もうと本気で思っているのなら、こんな無意味なシーンを1話目の、しかも冒頭に入れる訳がない。

 たった一つのシーンから、スタッフの心意気を推し量ることすらできるのだ。

 次回の記事では、『ガンダム』や『エヴァ』の第1話目の流れを分単位で書き出すので、それと比べてほしい。
 どれほど的外れなことをしているか、一目瞭然になると思う。

 さて最初の話題に戻ろう。

 えっまだ続くの? も・う・す・こ・し・だけ。
 気持ち悪いなっ。

 1話目に盛り込まれる要素の中に、「主人公がロボットに出会い、それに乗る動機付けが与えられ」と書いたが、この部分を省くパターンもある。

 空いた時間で、世界設定やキャラクター描写を長くできる。

 最初からロボットを持っていたり、主人公が兵士だったりすれば良い。
 例えば『エルガイム』や『ボトムズ』がそうだ。

 しかしぼくはやはり、主人公がロボットに出会い、初めての戦闘に戸惑う、という描写がほしい。
 
 もっともらしい理屈を付ければ、その方が視聴者が感情移入しやすいと思うから。

 もっと個人的な意見を書いてしまえば、「主人公とロボットの出会い」を入れながらも、第1話をきちっと成立させている方が、語り部の能力が高い、とぼくは思っている。

 限られた時間にフォーマットとも言うべき数多の要素を押さえつつ、独自のストーリーを見せてくれる。

 早い話ぼくは、職人芸を存分に堪能したいのだ。


 さて、明日から田舎の実家に帰るので、ネットとは無縁になります。
 GW明けに、またよろしければおいで下さい。アデュー。

 

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スーパーロボット大戦K(スーパーロボット大戦K 2009-05-16 02:51)

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